移住先を広島県にする際に住宅購入と賃貸契約で迷ったら

もしも広島県へ移住する際は、住宅を購入するかまたは賃貸契約を結んで借りるという2つの方法があります。賃貸の場合は、敷地や共有部分のメンテナンスに1から10まで関わる必要はありません。しかし購入物件は、建物や敷地を自分で管理しなければならないのです。

地方の土地が安いからといって広い土地を購入すると、維持管理は大変です。特に広島県内でも広島市などの中心部から離れたエリアでは、土地の広い場所を見つけやすいかもしれません。広い庭付きの一戸建ては誰しも憧れるものですが、草刈りや伐採などに相当の時間と手間を要します。樹木の多い山間地域なら手作業だけでは難しく、草刈り機やチェーンソーが必要になります。

除草剤の使用は雑草以外の植物にも影響が出るため、知識がないと迂闊に使えません。また、都会と異なり、風通しの良い海岸や丘の上は風の影響が大きく、建物が傷みやすいデメリットもあります。特に海浜に近い場所では潮風の塩害により建物が劣化しやすく、外壁のメンテナンスの頻度がより高くなります。

森林の中の建物は、湿気によるカビの発生に悩まされることも多いです。都会の家屋では特に意識しなかったメンテナンスについて、必要なツールを揃える必要があるでしょう。広島のは海沿いのエリアより北側は、豊かな自然が広がっています。

安芸高田市や庄原市、安芸太田町などは豊かな自然に囲まれており、三段峡や恐羅漢山、帝釈峡、毛無山など、数々の風光明媚な場所が存在します。都会の喧騒から離れたい方にとって魅力的な地域といえます。しかし、自然ならではのデメリットも把握したうえで住まいを決めることが大切です。